
ハイローオーストラリアでの取引で発生した利益に対する税金は、脱税したらバレるのか、という疑問にお答えします。
ハイローオーストラリアの利益について確定申告する方法や、税金額についても合わせて解説しているので、健全に取引するための参考にしてみてください。
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ハイローオーストラリアの脱税はバレる?
ハイローオーストラリアは海外のバイナリーオプション業者なので、利益を得て発生した税金を納めないでも問題ないのではないか?と考えてしまう人がいますが、大きな間違いです。ハイローオーストラリアでの税金は、納税しないとバレます。
日本の銀行は、不自然な取引が発生していた場合、金融庁に届け出る必要があります。口座の名義人を確認したりして、脱税した本人までたどり着けるような仕組みになっているので、税金は必ず支払いましょう。
税金の支払い義務が生まれるのは年間20万円の利益が出てから
ハイローオーストラリアでの利益で税金の支払い義務が発生するのは、利益が年間20万円に達してからです。ここで言う「利益」とは、「ハイローオーストラリアから出金して口座に入金されてから」という意味ではありません。「取引が終了して勝っていたら」という意味です。
上記で解説したような金融庁の動きから、銀行に実際に出金していなくても「脱税の恐れがあるのではないか?」と疑われることがあります。そのため、出金したかどうかに関わらず、年間で20万円以上勝ったら確定申告するべきです。
ちなみに、国内の業者で取引している場合は、税務署からバイナリーオプション業者に対してどれくらいの利益が発生しているのか調査が入るので、確定申告の必要がありません。
ハイローオーストラリアの確定申告方法
ハイローオーストラリアでの収入を確定申告する方法は、e-Taxを使う方法と、書類を提出して行う方法、税務署に行って直接手続きする方法の3つがあります。それぞれの方法のメリットやデメリットについて詳しく解説します。
e-Taxを使う方法
e-Taxを使う方法は、インターネット上で手続きできますし、ネット銀行から支払いが可能なので、外出する必要がありません。ただ、マイナンバーカードなどを読み取って手続きする必要があるので、普段からネット上で税金関係の手続きをしている人におすすめの方法です。
書類を郵送する方法
書類を郵送する方法は、国税庁のホームページから書類を作成して郵送します。ホームページ上の手順に従って必要な情報を記載するので、e-Taxでの方法と比べると簡単です。一方、書類を郵送する手間がかかってしまうので、インターネットで済ませたい人には向かない方法です。
税務署で手続きする方法
税務署で手続きする方法のメリットは、分からないことがあれば職員に直接聞けるので、提出書類に抜け漏れが起こりづらいという点です。デメリットは、家の近く税務署が無いと行くまでの手間がかかって面倒という点です。
どの方法を使って確定申告しても、大きな違いはありません。自分に合った方法で手続きしましょう。
ハイローオーストラリアでかかる税金額
バイナリーオプションでかかる税金額は、国内業者なのか海外業者なのかによって違うので注意しましょう。
海外業者であるハイローオーストラリアの場合、税金は「雑所得」と呼ばれる扱いになります。雑所得は総合課税の対象になっていて、ハイローオーストラリアでの取引以外の収入との合算で税率が決まります。
以下の一覧は、所得額と税率、控除額をまとめた金額の一覧です。
所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円以上~330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円以上~695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円以上~900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円以上~1800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1800万円以上~4000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4000万円以上 | 45% | 4,796,000円 |
ハイローオーストラリアで収益を上げた人の税金額例
実際に、ハイローオーストラリアで収益を上げて税金が発生した人の税金額例を紹介します。
会社員男性の例
会社の年収:500万円
ハイローオーストラリアの利益:100万円
500万円+100万円=所得金額600万円
税率20%なので、600万円×20%=120万円
120万円-控除額427,000円=773,000円
課税額773,000円
専業主婦女性の例
普段の収入0円
ハイローオーストラリアの利益:150万円
0円+150万円=所得金額150万円
税率5%なので、150万円×5%=75,000円
75,000円-控除額0円=75,000円
課税額75,000円
税金対策できる場合がある
バイナリーオプションで得た収益に対して、税金を抑える方法が2つあります。
- 他の業者での利益と一緒に確定申告する
- 経費として計上する
ハイローオーストラリア以外のバイナリーオプション業者でも利益を上げているなら、別々ではなく一緒に確定申告することで税率が下がる可能性があります。ただ、そもそも本当に下がるのか、どれくらい下がるのかはそれぞれの収益額によって大幅に異なるので、注意が必要です。
また、バイナリーオプションに関係する費用を経費として計上する方法もあります。使用しているパソコンや勉強に使った書籍代などを経費としてできる可能性があります。詳しい計上方法などは税理士に確認したほうが良いでしょう。
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ハイローオーストラリアを含む個人で挙げた収益では、手続きが面倒だったり忘れてしまったりと、つい税金に関する手続きを忘れてしまいがちです。
しかし、もし脱税して発覚してしまうと、途方もない金額の罰金の支払いを命じられることになってしまいます。極端な例ですが、数億円の罰金を支払った例もあります。
この記事を参考にして、決して脱税してしまうことが無いようにしましょう。